コンピュータ業界から会計業界への転職

30歳になった時にコンピューター業界から全く畑違いの会計業界に身を投じました。会計業界に身を投じようと思った理由はコンピューター業界の激務に疲れたという事と将来的に独立して働きたいという希望を持っており、会計業界で税理士の資格を取得すればその目標を達成できるのではないかと考えた事が主な動機になっています。

新卒で初めて入った会社はコンピューター系の会社でした。自分はその会社でシステムエンジニアとしてシステム開発の仕事に携わっていました。その頃は毎日9時に出勤して帰るのは基本的に終電、万が一システムでトラブルが発生した場合には徹夜になるという状態でした。また、週末も基本的に出勤しており、休みは月に2日あるかないかといったところでした。

そのような環境で何年も仕事を続けているうちにもっとゆとりがある生活がしたいと切に願うようになりました。特に平日は忙しくてもいいので、週末はゆっくり休めるような仕事をしたいというのが希望でした。

会計業界では確定申告の時期は忙しいというような事は聞いていましたが、それ以外の時期についてはそれほど仕事は忙しくないといったような話を聞いていました。そのため、会計業界の仕事であれば、ある程度ゆとりを持って働けるのではないかと思いました。また、会社員として生活をしていくうちに人からの指示を受けながら組織の中で働いていくということに窮屈さを感じるようになりました。

出来ることならフリーランスのような形で仕事をしたいというのが夢としてありました。そんな時に税理士の仕事について本で知る機会がありました。独立して働くということを考えた時に士業という仕事は昔から大変魅力的だと感じていました。しかし、士業の資格は弁護士、公認会計士、司法書士、弁理士など本気で仕事を辞めて専念しないと合格できないような資格ばかりだと感じて半ばあきらめていました。ただ、税理士という資格については5科目合格すればよく、その5科目の合格の仕方は5科目を1年で取得してもいいし、1年に1科目ずつで5年間かけて取得してもよいという事で非常にフレキシブルな試験形態でした。そのため、税理士の資格なら働きながら取得する事が出来るかもしれないと感じるようになり、税理士の資格を目指したいと思うようになりました。

転職して感じた事

転職してみて仕事面では前職と比較すると圧倒的に楽になったと感じました。 朝早くから終電まで働くのが当たり前だった前職と比較すると、転職後の会計事務所は定時に帰れる事も非常に多く、体力的には楽な職場でした。 ただ、定時に帰宅したからと言って遊べるわけではなく、毎日机に向かって税法関係の勉強をする日々でした。 前職と比べると自分で自主的に勉強する時間は非常に多くなりましたが、仕事的には楽になりました。

また、転職する前の職場はいわゆる一部上場の企業であったため、良くも悪くも仕事だけに集中していれば良いといったような雰囲気がありました。 仕事中は仕事に集中して、休憩時間も基本的には仕事の話といったような感じで仕事漬けの日々でした。 しかし、転職後の会計事務所は前職とは全く違い、全社員合わせても10人くらいしかいない職場でした。 また、その10人のうちにはパートのおばさんも3人含まれており、休憩時間などは仕事の話よりも家事の話や育児の話などに花が咲いていました。

転職前に想像していた仕事内容との違い

転職前には会計の仕事というのは中小企業の社長さんと財務諸表を見ながら、「ここの費用を削りましょう」、「今の事業は伸びているので、ここで余剰資金を使って設備投資しましょう」といったようなコンサルティング的な話を行うかと思っていましたが、実際にはこの費用は経費にできるのかといった経費を増やしたいといったような話や、もっと利益を調整してほしいんだけどといったような法律スレスレの話まで、非常に泥臭い業務をやっているというのが意外でした。